ネットで『ヒートテック危険』と話題に
冬場にインナーにヒートテックを着用、多くのシニアの方が重宝しているかと思います。しかし、発熱素材のヒートテックは着用の仕方次第で危険があることがネットで話題になっています。
ヒートテックの発熱の仕組み
ヒートテックをインナーに着たときの発熱する仕組みは、〈身体から出る汗が水蒸気となってヒートテックの内側のレーヨン素材にぶつかるときに熱が発生する、さらに保温性が高いマイクロアクリルの層で熱を逃がさない〉からです。
その仕組みこそがかえって危険に陥る理由となる、3つのケースがあります。
肌が乾燥し、かぶれやすくなる
素材のレーヨンは吸水性が高すぎるため肌が乾燥しがちになり、乾燥肌で肌の弱い人は着用時に痒くなってくることがあります。また、化学繊維に対してアレルギーを持っていたりすると、使用しているレーヨンやアクリルなどの化学繊維でかぶれてしまったり、湿疹を起こしたりするようです。肌の弱い方はヒートテックの下に1枚普通のTシャツを着ることで、かゆみやかぶれの予防になります。
ヒートテックを着て寝るのは禁物
寝るときの布団の中では人間の体温が保温された状態になり、温かさが維持されますが、ヒートテックを着て寝ると、布団の保温効果との相乗効果でどんどん熱がこもる状態になります。汗をかき、発熱するという繰り返し。布団の中が暑く、体も火照り、極端に言うとサウナ状態に、寝苦しいことこの上なしです。寝るときのヒートテック着用は避けてください。
逆に体温が下がるケースも
運動時にヒートテックを着ると逆に体を冷やしてしまいます。というのも、レーヨンは吸水性が高すぎて大量に汗をかいた場合、すぐに飽和状態になり、乾くのが遅いため、外気温によって冷え、体温を低下させてしてしまうのです。最近はシニアの間で登山がブームですが、その際にインナーにヒートテック着用は危険です。登山で気温の低いところにいる人は使わないそうです。
<親子ネクトーク〜ご両親にお伝えください〜>
うまく使えば、ヒートテックは冷え性や寒がりのシニアにまたとない便利な素材です。デメリットや使ってはいけないシチュエーションがあるということを心にとめておいてください。うまく使い分ければ、これほど快適なインナー素材はないでしょう。
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