震災時の初動対応「3秒」「30分」「3時間」【親の安全】

安全のコト

地震発生後、生死をわける「 3の法則 」。
命を守るために高齢者がとれる行動とは?

地震や大雨、台風に雪害。四季のある日本では、季節ごとにさまざまな災害が発生しています。
さて、これらの災害を大きく2つにわけると

◎予想できるもの
・・・梅雨時期の大雨や大雪といった季節性のもので、比較的起きることが予想できる災害。これらは天気予報や気象庁の発表などで事前に知ることができ、なんらかの対策が打ちやすいものになります。

◎突発的なもの

・・・地震やそれに伴う津波など、ほぼ予測することが不可能で、さらに起きてから被害が広がるまでにそれほど時間がかからないものです。

予想できる災害ならばまだしも、夜眠っている時などに突発的な地震が起こった際、身を守ったり、避難をすることは、高齢者になればなるほど難しいといえます。

突発的な地震に遭遇した際、常に変わっていく状況にあわせて最適な対応をすることが命を守ることにつながります。そこで今回は、災害が起きたときにすべき行動の順番を

「3秒」「30分」「3時間」

という時間の単位で区切ってご紹介します。
離れて暮らすご両親がいる方は、ぜひ、この3つを教えてあげてください。

地震イメージ


【 地震発生から3秒後 の法則 】


まずは何かに隠れる!絶対に動かない!

予想できないことに直面するわけですから、冷静に動ける人のほうが少ないのは当たりまえです。揺れが収まらないままで外に出たり、グラグラと揺れる家具を押さえたり。パニックの中で人は思いがけない行動をとりがちです。
しかし、これは実は自らで危険な状況に飛び込むことになる可能性もあることをお忘れなく。たとえば、押さえた家具の下敷きになったり、大切な思い出の写真を取りに行こうとしたところ破損したガラスで大ケガをしたり。一度は物陰に隠れて難を逃れたが、安心して家を出た瞬間に余震に襲われそのまま帰らぬ人に……。
不用意に動いたことで、逆に被害がひどくなったケースは枚挙にいとまがありません。
地震が起きたときにまず守るべきは、財産や思い出などではなく、まずは自分自身の命です。家の中にいる場合は「落下物から身を守るためにテーブルの下に隠れる」が鉄則。テーブルが近くになかったり、体が不自由ですぐに動けない方は、座布団などで頭部を守ることが大事です。また、ある程度、歩ける方は、自宅の壁の付近で体を小さくするなどの対応も効果的です。屋外であれば、壁際や頑丈な建物、あるいは店舗に逃げ込むのがセオリーとされています。

災害避難テーブルイメージ


揺れが収まっても警戒は解かないで!

揺れが収まったらまずは深呼吸。避難に向けて心を切り替えます。ここからの行動はシンプルです。

火の元の確認

二次災害の発生を防ぐためにガスの元栓を切ったり、電気のブレーカーを落としてください。

二次災害防止ブレーカーイメージ

貴重品の確保

保険証、通帳など最低限の貴重品を確保してください。

貴重品の確保イメージ

最低限の生活用品の確保

避難場所で使う下着や着替えなどを数日分まとめましょう。なお、避難場所では十分なスペースを確保することは難しいので、必要最小限にしておきましょう。

生活用品の確保イメージ

 

【 地震発生から 30分後の法則 】


連絡を取り合うより先に避難を!

最初の揺れから30分も経過すれば、避難などに関する情報が自治体を通じて告知されます。
ラジオやテレビの情報は比較的広域な情報となるケースがあるので、街に設置されている無線やスピーカー、警察車両やパトロール車両からの放送に耳を傾けるようにしましょう。
避難場所となるのは地域の学校や体育館、役所などとなりますので、事前に位置を確認し、備えておくことで慌てずに済みます。
離れて暮らす両親がいた場合、安否を気遣いついつい電話連絡をとりたくなりますが、これは実はNG行為。電話に気をとられ避難準備が滞ったり、肝心な情報を聞き逃したりするケースもあるからです。
また、もし可能であれば、実家の近隣の方に、高齢の両親だけで暮らしていることを伝えおくことも効果的です。「袖すりあうのも他生の縁」ではありませんが、有事の時ほど思いやりの精神が芽生えるのが日本人の美徳でもあります。いざというときに助け合える存在がいることは、離れて暮らす子世帯にとっても安心材料となるのではないでしょうか。

避難所イメージ

 

【 地震発生から 3時間後 の法則 】


安全な場所から家族に安否を伝達!

地震の規模にもよりますが3時間程度があれば、ようやく落ち着きを取り戻している状況になっていると思います。もし、このタイミングで、避難所にいるのであれば、
以下の項目で行動しつつ、避難所からのさらなる指示を待ちます。

まずは家族や親族に連絡

・・・とはいえ、大勢がいっせいに連絡をとると、電波障害などが起きて電話そのものがつながりにくい状態になりますので、ひとまずは子どもに連絡、子どもから親戚や友人に伝えるようにしましょう。

<地震前の備えとして>

もしもの時の連絡先を両親と子供で共有しておけば、連絡もスムーズです。ご両親がお勤め中であれば会社の連絡先までリスト化しておきましょう。また、両親の保険会社、銀行、クレジット会社なども把握しておけば、被災地で思うように手続きができない両親を遠隔でフォローできます。

もしもの備え連絡先・パスワードイメージ

常備薬の確認

高齢者の中には、複数の薬を飲んでいる方も多いもの。もしそれらを持ち出すのを忘れて避難してた場合は、避難生活に支障が出ます。薬の手配が難し状況下ですので、できるだけ早く、足りない薬や欲しい薬、その他必要なものを避難場所のスタッフに伝えるようにしましょう。なお、この時に、自宅に取りに帰ることは、極めて危険行為であることはお忘れなく!

<地震前の備えとして>

血圧対策やけいれん対策など、常に服用が必要な薬があれば、少し余計にストックしておき、衣料品や生活用品をセットにした避難袋に入れておけば安心です。また、この時に、予備のメガネ(老眼鏡など)、補聴器などの生活に必要なものも入れておくことがポイントです。
なお、被災地において「お薬手帳」は非常に心強い味方となります。なぜなら「お薬手帳」があれば、災害によってパソコンによる検索などができなくなってしまった被災地の薬局でも薬を処方してもらえるからです。

もしもの備え生活品イメージ



<親子ネクトーク〜ご両親にお伝えください〜>

地震のみならず、災害の多くは、発生から3~4日程度で徐々に落ち着きを取り戻すといわれています。大切なのは、そこまでの時間を、どのようにして安全に乗り切っていくかということです。今回の「3」にまつわるお話をぜひ両親と共有してほしいと思います。

●発生から3秒   :「まずは隠れる、絶対に動かない!」
●発生から30分 :「落ち着いて避難を。自宅には戻らない!」
●発生から3時間:「自分が落ち着いてから家族・親族に安否を連絡!」

 


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