今こそ考えよう認知症【親の心と体】

心と体のコト

認知症の予兆「 5つのサイン 」に気づいたら、

 

あなたが取るべき行動は?

 

「何かヘン」。親のささいな言動の変化に気づいたら。

親と会話をした際に、「この話、前もしたはずだけどな。物忘れが多くなったなぁ…」。「なんか最近、やたら怒りっぽいよな。昔はおおらかだったのに…」。このような変化に、戸惑うことはありませんか? もしかしたらそれは、認知症の予兆かもしれません。
今や65歳以上の高齢者のうち、およそ6人に1人が認知症の有病者といわれる時代。脳の病気のひとつであり、進行型とされるこの認知症は、軽い症状からあらわれます。子としては「ただ老いただけだろう」と思いたい気持ちもありますが、見逃してしまいそうなわずかな変化に気がつき、できる限り早いタイミングでケアを始めることが重要です。認知症イメージ

 

これが認知症の予兆。注意したい 5つのサイン。

ここからは認知症の初期症状についてご紹介します。離れて暮らす親と電話をした際や、帰省をしたときに、以下の5つのポイントに注意をしてみてください。


認知症のサイン①

物忘れが激しい。何度も同じことを言う。

誰しも歳を重ねるごとに、記憶力は低下していきます。思い出せなくなることが多くなるのは自然なので心配ありませんが、過去に経験したこと自体がすっぽりと頭から抜け落ちていたり、同じ話を何度も繰り返したりする場合には注意が必要です。

例)
●「今日は、仕事は休みかい?」と何度も聞いてくる。
●買い物に出かけた途中で、なぜ自分が外出したのかが、わからなくなる。
●昨晩の夕食メニューではなく、食事をした記憶自体がない。

認知症物忘れサインイメージ

認知症のサイン②

以前と比べて、部屋が散らかっている。

物をしまった場所が思い出せなくなり、タンスやクローゼットなどを隅々まで探す。さらに作業中に他のことに関心が移り、やりかけのままになってしまうことが多くなるのも初期症状のひとつ。帰省した際には、以下のポイントに目を配りましょう。

例)
●部屋が散らかっているのが目立つようになった。
●これまでと物の置き場所が大きく変わっている。
●物を整理整頓できない。あきらかに食器の並べ方がおかしい。

整理出来ないイメージ


認知症のサイン③


“母の味”が、昔と変わったように感じた。

これまで毎日のようにやっていた料理や家事などが、突如として困難になってくることもあります。実家のキッチンを見渡し、同じ調味料ばかりがいくつもストックされていないか。おふくろの味が急に変わったりしていないか。これらの変化がないかも、認知症のサインになります。

味の変化イメージ

認知症のサイン④


お化粧や趣味など、日常生活に意欲がなくなった。

記憶力や判断力だけではなく、行動や心理症状として変化があらわれるケースもあります。これまで熱心に取り組んでいた趣味が、急に億劫になった。昔はおしゃれに気を使っていたのに、最近は身だしなみが乱れた。こういった変化が顕著に見られるときは、親の心理状態をさりげなくチェックしてみましょう。

身だしなみの欠如イメージ

認知症のサイン⑤


人が変わったように、ちょっとしたことで怒りだす。

認知症といってもさまざまな分類があり、中には人格面に大きな影響を与える「前頭側頭型認知症」などの病気もあります。今までは穏やかだったのに、突然、怒りだすことが増えた。昔は仲のよかったご近所さんの悪口が目立つようになった。こういった性格面でのあきらかな変化を感じられた場合は、早めの対応が必要です。

高齢者怒りイメージ

 

変化に気がついたあと、取るべき行動とは?

 

1 )なにはともあれ、まずは家族間でコミュニケーションを。

先に挙げた症状に当てはまるからと言って、必ずしも認知症であるとは限りません。けれども、親がなにかしら日常生活に困難なトラブルを抱えていることはたしか。あまりことを大げさにせず、まずはご家族の間でしっかりとコミュニケーションをとることが重要です。今、どんな困りごとや不安があるのか、面と向き合って悩みを聞いてあげることが、親御さんの助けになることは間違いありませんから。
とくに普段から生活をともにするご夫婦同士では、些細な変化には気がつきにくいこともあります。それに気になっていたとしても、なかなか本人には直接言い出せないこともあるでしょう。離れて暮らす子どもだからこそ、冷静に現状を把握し、しっかりと寄り添って不安を取り除いてあげることは、なによりもいちばんのケアになるのではないでしょうか。

家族間コミュニケーションイメージ

 

2 )悩みは抱え込まず、専門家へ早めに相談しましょう。

認知症の進行を抑えるには、早期発見がカギ。上記で挙げたサインなどが気になった際は、なるべく早いタイミングで、病院で検査を受けることをおすすめします。というのも、症状が加齢からくる単なる物忘れなのか、それとも認知症によるものかは、素人が判断するのは難しいですから。
しかし、ひとつ気をつけなければいけないのは、“親の尊厳(プライド)”を守ることです。そもそも親からすれば、自分の老いは認めたくないもの。認知症は、まだ世の中一般的にはネガティブなイメージがあるのも事実。たとえご自身で気がかりがあっても、すんなりと認めづらいこともあるでしょう。
もしも対応に困ったときは、ひとりで悩みを抱え込むのは絶対にやめましょう。各地域に相談のできる公共の福祉施設がありますので、まずは専門家へ気軽に相談をしてみてはいかがでしょうか。最後に、認知症についての相談窓口について、いくつかご紹介いたします。

認知症専門家相談イメージ

 

[ 市区町村の地域包括支援センター ]

各市区町村にある、在宅介護などに関する相談を受け付けている施設。インターネットで調べて直接センターに問い合わせるか、もしくは市区町村の役所に問い合わせてみましょう。

[ 市区町村の保健所・保健センター ]

自治体によっては、認知症についての相談会や講習会を開催していることも。詳しくは、お近くの役所か、保健所などへ問い合わせをすればご案内いただけるはずです。

[ 公益社団法人 認知症の人と家族の会 ]

認知症患者の方とそのご家族などよって構成されている団体です。ご家族からの電話相談を受け付けていますので、情報収集のためにも、まずは気軽にお話をしてみるのもよいかもしれません。

公式ホームページ:公益社団法人 認知症の人と家族の会


<親子ネクトーク〜ご両親にお伝えください〜>

現在は医療も進み、早期発見によって進行を遅らせることが可能になりました。定期的に親御さんとコミュニケーションをとる場を設けて、体調や心境の変化といったサインを見逃さないようにしましょう。日本は世界一の高齢社会。なにも認知症は特別なことではありません。これを機会に、認知症についての正しい知識を身につけてはいかがでしょうか。

「初期症状のサイン」を指摘されたら、すぐに家族に相談を。
●日ごろから、定期的なコミュニケーションの場を設けよう!
●早期ケアが重要。悩みは抱えず、迷ったらすぐ専門家へ。

 


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