秋の味覚　キノコを食して免疫力アップ【親の心と体】

まだまだ暑い日が続きますが、日に日に秋の訪れを感じる季節になってきました。日差しが和らぎ、ちょっと冷たい風が吹きだすと、もうすぐそこに過ごしやすい秋が待っています。
美味しい食材、海やの山の幸がいっぱい！
そんな自然の恩恵を受け、ちょっとの意識で免疫力を上げることが出来ます。

キノコは低カロリーで食物繊維たっぷり

美味しい食材はカロリーやコレステロールが高いものが多いですが、キノコはカロリーが低く、食物繊維がたっぷり含まれています。
エアコンや、これから朝晩涼しくなって冷え性になって便秘になりがちな方も多いかと思います。便秘は美容と健康には大敵。食物繊維は腸内環境を整えるデトックス効果があるので、健康維持には必要不可欠な要素です。
たっぷり食べて体内から健康で美しい身体を作っていきましょう。

ビタミンやミネラル豊富

ビタミンB、D、カリウムやリンなどのミネラルも豊富に含まれています。リンは骨や歯を形成する材料なので、骨粗しょう症の予防にも効果的です。
では、日常的に食するには？

キノコのマリネ

保存の出来る調理法で常備することが可能です。
一概にキノコと言っても種類が多数ありますが、それぞれ味や食感が異なります。
単に栄養素を重視するのではなく、お好みの味や食感があるので、お好きなもので構いません。
仕込んでガラスやホーロー容器に保管しておくと良いでしょう。

作り方はいたって簡単で、
①キノコをゆでる
②マリネ液と合わせる（市販の物でも良い）
③ガラスやホーロー容器に入れて保管する

マリネ液は醤油、酢、味醂を同じ割合、塩コショウを少々、お好みの味に調えて。
※酢をリンゴ酢に変えても少しアクセントがあって美味しいです。
※保管はタッパーよりもガラスやホーロー容器の方が腐りにくいです。

使い方を簡単に。

サラダにトッピング

オーソドックスなグリーンサラダやミックスサラダにトッピング、生野菜と温野菜であるキノコのマリネを一緒に召し上がる、いつもと少し違うサラダをご家庭で楽しめます。

秋の味覚サンマの塩焼きと共に

これからサンマの水揚げが期待されます。
脂ののったサンマは絶品で、大根おろしと醤油、酢橘かレモンを絞って食べたいですね。
キノコのマリネは付け合わせとして使えます。因みに会席料理で焼き魚の付け合わせには二種類用意するんですが、一つはつくだ煮や甘露煮など、もう一つは酸味の効いた味のものを添えます。
キノコのマリネは少し酸味を効かしますので、サンマの塩焼きとの相性は良いでしょう。

パスタ

オイル系パスタ、例えばペペロンチーノの仕上げにキノコのマリネを絡ませると美味しくいただけます。

冷奴

通常の食べ方ではなく、白菜のキムチを乗せてキノコのマリネをトッピング。ごま油を少しとポン酢を掛ければ居酒屋の人気メニューにもなります。

お好みで色々アレンジしてみてはいかがでしょうか。

離れて暮らすご両親に仕込んで持って行って、普段と少し違うお料理を作って差し上げる、楽しい健康なお食事、立派な親孝行だと思います。

これから食材が美味しくなる秋本番、代表的なキノコを満喫してみてはいかがでしょうか。
身体にも良いですよ！

プロフィール

■氏　名　　青山　憲正
1965年　京都生まれ京都育ち
京都商業高校卒業後、京料理の世界へ。
宮川町や先斗町の料理屋、京都ホテル（現 京都ホテルオークラ）などで修業を積み、京都宝ヶ池プリンスホテル（現 ザ・プリンス京都宝ヶ池）の和食料理長に就任。京都 西陣 お料理あお山 店主、レストランサントリーメキシコ総料理長、宮川町水簾東京ミッドタウン店料理長、某社会長のパーソナルシェフなどを経て、現在、金谷ホテル観光株式会社調理部部長及び鬼怒川温泉ホテル料理長を兼務する。
■実績
秋篠宮ご夫妻、小泉元総理をはじめ各界の方々から一般消費者の方々のお料理
■商品開発
生産者と消費者をつなぐ第六次産業ビジネス、電子レンジ特化型商品、糖質制限食、高齢者要介護者向けお食事 他
■掲載歴
専門料理　婦人画報　メイプル　HANAKO（準グランプリ獲得）京都新聞　他
■教育
和食ワールドチャレンジ優勝者排出　フードコーディネータースクール講師　他