ご高齢の親をもつ今の「子世代」は自分が高齢になった時に好きなデザインの服装を着こなし、おしゃれを楽しむことができるが、今、高齢の「親世代」は「体型」や「外見」が気になり、着たくても好きなファッションを身につけることができないのが現状です。
「親世代」が高齢女性の場合、自分が若い頃なら流行のファッションを身につけることができたが、高齢になり体型が変わると、体型を隠すような目立たない色やデザインの服装になり、流行のファッションから遠ざかってしまいます。
また、「親世代」が高齢男性の場合、定年後の服装はサラリーマン時代に着用していた地味なスーツ、たまの休日に楽しむゴルフで着るゴルフウエア、冠婚葬祭用の礼服位しかないのが現実。これでは、せっかくのシニアライフも楽しむこともできません。
そこで、今回は「子世代」から「親世代」に「ファション提案をする」ことで「親世代」の気持の若返りを狙うものです。
シニアライフを楽しむには「服装から若返る」
「子世代」は「親世代」に元気で楽しい老後を過ごして欲しいと願っていますが、その方法がなかなか見つかりません。昔と違い今の高齢親世代はまだ元気でとても老人というイメージではないからです。
そこで、今回は「親世代」が「服装から若返る」ファッション提案をします。
女性の「親世代」には年齢や体型を気にしないファッション提案を、男性の「親世代」には地味なスーツやゴルフウエアから脱出し、大人の男のファッションを奨めるものです。
女性の「親世代」には、体型を気にせず、明るいカラーで気持ちも明るく
ご高齢「親世代」の女性が気になるのが体型の変化です。それを隠すために目立たない服装になる女性もいます。当然、外出も減り、自宅にこもりがちな生活になります。せっかくのシニアライフなので、外出の機会を増やし、楽しいものにしたいものです。
そこで、高齢になったら「思い切って明るい色の服装」を身につけていただく提案です。明るい服装は気持も明るくなります。人目も気になりますので、歩き方も変わります。背筋を伸ばし、姿勢をよくすることで健康にもよくなります。
男性の「親世代」には、スーツ、ゴルフウェアからカジュアルを着こなす
男性「親世代」は、定年後は仕事から離れ、自分の時代として、楽しく生きて欲しいものです。「ダークスーツから明るいカジュアルファッションに変える」提案です。ビジネスのためのスーツから、赤やオレンジのセーター、ジーンズ、スニーカーなどを着用することで心も若くなります。ある高齢男性向けのセミナーで参加者に個別に似合うカラーやファッションなどの提案をしたところ、受講者に大変喜ばれました。
「子世代」が「親世代」のお手本になる
今の「親世代」は戦後の厳しい時代に若い時代を過ごし、服装への出費も少ない時代の上、ファッションへの知識や情報も少ない時代でした。
それに比べ、今の「子世代」は豊かな時代に育ち、ファッション感覚も身につけていますので、「親世代」へのお手本になる筈です。「子世代」が「親世代」の買い物の相談にのる方法や、思い切ってご両親へのプレゼントもいいですね。
姿勢や歩き方など、着こなしも変えよう。外出が楽しくなる。
身につける洋服が変わると気持ちも若返り、自宅に閉じこもらないで外出も増えるでしょう。人目を気にすることで、意識して歩くようになり、姿勢が良くなります。それが慣れてくると外出も楽しくなります。
ファッションが変わることで、ご両親が若返るという提案です。
プロフィール
■氏 名 富田 眞司
名古屋大学卒業後、広告会社やメーカーなどで企画業務を担当、定年後執筆した「A4・1枚究極の企画書」などの企画書本は20冊。韓国語、タイ語などにも翻訳される。
2012年、企画とシニア目線を生かし、日本元気シニア総研設立 代表に就任、現在、最高顧問でシムライフ最高顧問も兼ねる。『シニアビッグビジネスの可能性』など、需要創造テーマの講演や、日経MJ、夕刊フジで連載などの執筆、テレビ出演、全国での講演など多数。
「親子ネクト〜離れて暮らす親が、ふと心配になったら〜」は、離れて暮らす親を心配されているご家族向けに、親に関する様々なお役立ち情報を発信しているブログサイトです。
タイトルの「親子ネクト」は親とつながる(コネクト)をイメージしております。
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