親孝行
私や妻にも離れて暮らす高齢の親がいます。
親孝行って何ができる?と考えたとき、何か特別に出来る事を探してしまいます。
親に何かしてあげられる事って…、離れて暮らしていると難しいものです。
考えても大した事が見当たらない。そこで考え方を変え、何かをしてあげるのではなく、何を払拭できるのか?
心配させずに安心してもらう=不安な気持ちにさせないように自分たちが病気にならず、健全な生活をすることが離れて暮らす親に、身近に出来る親孝行ではないかということに行きつきました。
私たちが健康に暮らし、親に心配をかけない事が親孝行の第一歩です。まずはそこから始め、日常的なことでフォローして親孝行出来る事を考えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は定期的にお米を送っています。
心配事、食事への影響
では、心配をかければどういった事が食事に影響を及ぼすのでしょうか?
それは食欲です。心配が不安に変わり、精神的に不安定になり考え込んでしまう、食欲も失せてしまいかねません。人はデリケートなので。
食卓を囲む大切さ
やはり一人や少人数での食事は楽しくないもの。毎日とは言わずとも、ぜひ一緒に食事を楽しむ時間を取りたいですよね。気分転換も健康には必要です。
皆で食卓を囲む時のお食事は、やはり鍋料理が主流ですよね。しゃぶしゃぶ、すき焼き、寄せ鍋、色々ありますが、手軽なのはしゃぶしゃぶですかね。
せっかくなので海鮮、中でもタラ鍋はいかがでしょう?
魚のおすすめは旬のタラ。
タラの栄養価
身質もほろほろと崩れるので食べやすく、なによりタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は臓器や筋肉を作り、抗体を生成して免疫力も高めてくれます。
また、魚の中でも脂分が少なく、ヘルシーかつ高タンパク質な魚と言えます。
タラ鍋
昆布だしで焚いてポン酢と薬味、寄せ鍋のように出汁と醤油、味醂で食べるのもよし。
豆乳鍋やキムチ鍋にしても合います。
味がタンパクなので結構なんにでもあいますよね。
〆はラーメン
私は鍋料理を考えるとき、〆を何にするかでスープを決めます。
その〆を作るために上質のうまみ成分を野菜や鶏肉、魚介類から恵んでもらい、合う食材を選びます。
タラ鍋を食べ終えた後のスープに少し味噌をといてラーメンを煮るのはいかがでしょうか。
シジミをたっぷり入れてシジミ味噌ラーメン。塩醤油ベースでも美味しいですが味を決めるのが少し難しく、塩分摂りすぎになっても困りますし、味噌だと味を決めやすく、シジミの栄養もたっぷりいただけます。また、大豆のタンパク質も同時に摂れますよ。
オルニチン
シジミに含まれており、疲労回復、良眠促進、そして何よりも肝機能を助ける働きがあります。
シジミは冷凍するべし
シジミは生きたものを買い砂抜きして水分を除いて冷凍します。寒さに負けじとシジミが頑張り、その際オルチニンが増えます。普通に食べるよりも多く摂取できるということです。
シジミの砂抜きと冷凍方法
① ボールに水と少しの塩(約3%目安)を入れて錆びた釘や栓抜きを入れる。
② シジミをザクザクと流水で洗う。
③ シジミをザルに入れてそのままザルごとボールに作った薄い塩水に付けます。
④ 新聞紙などをかぶせて冷蔵庫で5時間程度(一晩でも良い)保管する。吐いた砂がザルの下に溜まります。
⑤ ザルごと水からあげて流水で洗い、水分をよく切って皿などに並べて冷凍する。
⑥ 固まったらジップロックなどの袋に入れて保存する。
こうして冷凍しておくと必要な時に使えます。
使う時は凍ったまま味噌汁などに入れて少し炊き、口が開いたら火が通った合図なので召し上がれます。
一緒に食卓を囲むのも手軽に出来る親孝行、皆で楽しい食生活で健康に!
プロフィール
■氏 名 青山 憲正
1965年 京都生まれ京都育ち
京都商業高校卒業後、京料理の世界へ。
宮川町や先斗町の料理屋、京都ホテル(現 京都ホテルオークラ)などで修業を積み、京都宝ヶ池プリンスホテル(現 ザ・プリンス京都宝ヶ池)の和食料理長に就任。京都 西陣 お料理あお山 店主、レストランサントリーメキシコ総料理長、宮川町水簾東京ミッドタウン店料理長、某社会長のパーソナルシェフなどを経て、現在、金谷ホテル観光株式会社調理部部長及び鬼怒川温泉ホテル料理長を兼務する。
■実績
秋篠宮ご夫妻、小泉元総理をはじめ各界の方々から一般消費者の方々のお料理
■商品開発
生産者と消費者をつなぐ第六次産業ビジネス、電子レンジ特化型商品、糖質制限食、高齢者要介護者向けお食事 他
■掲載歴
専門料理 婦人画報 メイプル HANAKO(準グランプリ獲得)京都新聞 他
■教育
和食ワールドチャレンジ優勝者排出 フードコーディネータースクール講師 他
「親子ネクト〜離れて暮らす親が、ふと心配になったら〜」は、離れて暮らす親を心配されているご家族向けに、親に関する様々なお役立ち情報を発信しているブログサイトです。
タイトルの「親子ネクト」は親とつながる(コネクト)をイメージしております。
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