新型コロナウィルスもなかなか収まらないなか、人々のこれからの生活にも変化が求められます。
“withコロナ”
絶滅させることが非常に困難なため、共存せざるえない状況です。
となると我々人間が変わるしかない、日々の食生活で高めたいのが免疫力ですね。
今回注目したいのがお茶です。
カテキンがコロナウィルスの感染を減らす?
以前からお茶にはインフルエンザ等のウィルス抑制効果があるという研究結果が発表されています。
2020年には奈良県立医科大学で、お茶のカテキンで新型コロナウィルスが30分程度で不活化したという研究結果が発表されました。100%死滅や不活化ではないですが、可能性があるという段階です。
日常的にお茶を摂取する日本人にとって、非常に心強い研究結果ですね。
抹茶などの緑茶
古くから健康長寿を保つための薬として飲まれていたようです。
抹茶や緑茶を飲んで摂取することは普通の行為ですが、では、料理に活用するには?
ビーフシチューやカレーライスにも!
使用量はそんなに沢山では無いですが、ビーフシチューを皿に盛り付けた後、抹茶を振りかけるとほんのり苦みが足され、これもまた美味です。
生クリームを掛ける事もあると思いますが、豆乳クリームに変えます。そうすることによって大豆成分も一緒に摂取することが出来ます。
盛り付けのポイントは、少し深めの平皿に具材を盛り付け、豆乳クリームを一周、その上に茶漉しで抹茶を振りかけます。
見た目も綺麗で食欲も増し、栄養価も上がって免疫力アップにも繋がります。
食べだすと抹茶をついつい足してしまうほどよく合うと思います。私は止まりません。
カレーライスも同じく、盛り付けて抹茶を同じように振りかけます。
これもまた美味!
緑茶の鯛茶漬け
食欲の無い日は鯛茶漬けも良いですよ。
作り方は、
① スーパーなどで生食用の鯛の切り身やお刺身を買う。
② 練りごまに濃い口醤油、味醂、カツオ昆布出汁を足して味を調えてゴマダレを作る。すり鉢があれば作りやすいです。因みに私は煎り胡麻をすり鉢で擂って土佐醤油で味を調えます。
③ 鯛の切り身に作ったゴマダレを絡める。
④ ご飯を茶碗に盛り付け、ゴマダレを絡めた鯛の切り身を乗せる。山葵とぶぶあられを添えて、緑茶を掛けて出来上がり。
香り良く食欲をそそり、また、胡麻と緑茶の栄養素を同時に摂取することが出来るのと、歯が悪かったり、体調がすぐれない時も食べやすい一品です。
5月2日は八十八夜、季節の節目です。
茶畑では茶摘みを行い、農家では種まきされます。
凛とした初夏の空気の中で、正座をして姿勢を正し、お抹茶をたてて生菓子といただく、たまにはそういた時間を過ごすのも新鮮です。
ほんの短い時間ですが、忙しい日常から解放され、失いたくない何かを取り戻せるような気がします。
ぜひ、親孝行を兼ねてご一緒にお茶を楽しんだり、お茶を使った料理を召し上がってみて下さい。
プロフィール
■氏 名 青山 憲正
1965年 京都生まれ京都育ち
京都商業高校卒業後、京料理の世界へ。
宮川町や先斗町の料理屋、京都ホテル(現 京都ホテルオークラ)などで修業を積み、京都宝ヶ池プリンスホテル(現 ザ・プリンス京都宝ヶ池)の和食料理長に就任。京都 西陣 お料理あお山 店主、レストランサントリーメキシコ総料理長、宮川町水簾東京ミッドタウン店料理長、某社会長のパーソナルシェフなどを経て、現在、金谷ホテル観光株式会社調理部部長及び鬼怒川温泉ホテル料理長を兼務する。
■実績
秋篠宮ご夫妻、小泉元総理をはじめ各界の方々から一般消費者の方々のお料理
■商品開発
生産者と消費者をつなぐ第六次産業ビジネス、電子レンジ特化型商品、糖質制限食、高齢者要介護者向けお食事 他
■掲載歴
専門料理 婦人画報 メイプル HANAKO(準グランプリ獲得)京都新聞 他
■教育
和食ワールドチャレンジ優勝者排出 フードコーディネータースクール講師 他
「親子ネクト〜離れて暮らす親が、ふと心配になったら〜」は、離れて暮らす親を心配されているご家族向けに、親に関する様々なお役立ち情報を発信しているブログサイトです。
タイトルの「親子ネクト」は親とつながる(コネクト)をイメージしております。
コメント